米グーグルのAndroidで何ができるのか,絶対に売れない:ITpro
KCP+に期待してる一般ユーザーってこの人だけじゃないのw
という揚げ足取りはとりあえず置いておいて。
最近Androidにとても興味があるので上の記事も興味深く読ませて頂きました。
いつものアンチAppleは忘れて、僕なりにこの人の意見をまとめると、
・国内ではiPhoneはオープンなのに売れてない。
・同様にAndroidだってそうそう売れない。国内ニーズに合わせるには金がかかる。
・日本には日本に特化したプラットフォームが有利。
・ここでまさかのKCP+
と言うことだと思うんですが。
iPhoneやAndroid端末が今後10年くらいの方向性を見せているのに対して、KCP+は戦えて3年と思うのは僕だけでしょうか。
そもそも、iPhoneのどこがオープン?クローズドだと思います。
たかだか割と自由度の高いアプリケーションをApple経由で配ってくれると言うだけで、iPhoneはどこまで行ってもiPhoneなわけで、ソフトバンクが内部に入る余地は一切なし。
もちろんそれだけでも、それまでの携帯の世界からしたら画期的なことです。
そしてどこまで行ってもiPhoneな代わりに、Appleのサポートによる機能アップも期待できます。
国内端末では、基本的にバグ対応くらいがいいとこだったことからしても、やっぱりiPhoneは画期的です。
対してAndroidはどうか。
Androidはすでにソースコードが全部公開されています。(Googleのサービスに関わるとこだけないけど。)
Androidで動くアプリケーションを自由に作れるというだけではなく、外側(ハード)さえ用意すれば、それに合わせてAndroidをカスタマイズして載せることができます。
この点からしても、AndoridとiPhoneを同じ「オープン」という観点から比べることはちょっと違うと思います。
iPhoneはAppleしか作れないけど、AndroidPhoneは誰でも作れます。
2009年はAndroidPhoneが沢山出てくるだろう、と言われてますね。
個人的には、iPhoneが国内でそこまでインパクトないのは、モバイルインターネットの魅力が浸透してないからだと思うんですね。
FeliCaがワンセグがとかよく言われるけど、そもそもみんな足枷になるほど使ってなくない?
iPhoneのインターネットは、Webブラウズだけじゃなくて、ネットワークとシームレスに連携したWebメールとかカレンダーとかを低い敷居で利用できて、それだけでも超便利です。
僕はJavaScriptが動くフルブラウザが付いてるだけでもかなり羨ましいんだけど、インターネット=Yahoo!で検索(Googleですらないところがミソ)くらいの認識の人が多い現状の日本で、PCでもケータイでも共通で使えるブックマークとかメールとかRSSを「超便利」と思えるのは難しいのかなと思います。
そういう意味ではAndroidケータイもやっぱり国内ですぐには浸透しないかもしれません。
が、法人ビジネスを考えると端末バリエーションの豊富さ(予定)とか、アプリ開発のしやすさとか、iPhoneより可能性は大きい気がします。
そして長い目で見たら、モバイルインターネットはオープンな方向に行くと思いますけどね。だって何度も言うけど便利だし。
最後に、今後の注目株で「KCP+」をあげてますが、ここが一番違和感。
2008年、auが失速したのはKCP+の不具合連発とともに、「すぐ切れる」とか「つながんねぇ」とかの通信インフラの不備が大きい印象があります。
そもそもレスポンスは別として機能面でのキャリア格差は現状ほとんどないわけで、気軽に端末も変えれない昨今、KCP+を持ち上げてもちょっと厳しいかなと・・・。
個人的にはAndroidでメシウマが願望なんだけど、今年はどうなることでしょう。
業界内に閉塞感が漂っていて、新しいものが素晴らしく見えているだけ、なことはない、と思っているんですけれども。
年内にドコモがまともなAndroid出さなかったら、海外端末で頑張ろうかなってくらい国内端末に魅力感じなくなってます。