実は、新選組!の時以来くらいには大河に素直にはまってて、毎週見逃せない感じなんですが。
今週は、徳川家茂さんが上洛する(京都へ行く)のを決めるって話でした。
新選組!の時には、天皇と徳川家の力関係とか、当時の武士の立ち位置とかちょっと分かりづらくて、解説必要かなってとこもあったけど、今回は目線が幕府の中なお陰もあって、その辺りは分かりやすいですね~。
天皇の家来の徳川家が、天皇に代わって政治を行うのが徳川幕府であり、さらにその家来が幕臣以下、大名云々ってことで、例えば近藤勇とかはもちろん将軍に絶対の忠心を持っているんだけど、天皇と言えばまたさらにその上の雲の上の存在だから、逆らうなんて考えたこともない。みたいな感じなんですよねー。
そんな感じだから、幕末モノでよく聞く「尊皇攘夷」の「尊皇」ってのは当時としては当たり前の感覚であって、さらに「攘夷」も、いきなりやって来た外国船が何するか分からんけんとりあえず打ち払えってのは、国際情勢とか武力の差とか無知な一般的な日本人にとってはまぁ普通の感情だったらしく。
つまり、「尊皇攘夷」は「ソンノージョーイ」な感じで、至極当たり前の感覚だったらしいですね。今、日本人が「民主主義」に対して抱いている当たり前感と同じとかよく言われます。そして、その中でも幕府を残すのか残さないのかで佐幕派と倒幕派に分かれてるって感じですね。
以上、豆知識。
で、今回、徳川家茂は表向きは天皇に対して「攘夷」やります!宣言をしに行くことになってて、その警護のために、江戸の町道場から広く人材を集めるんですね。
その時中心になった人物が、清川八郎。この人は実は倒幕派でした。将軍警護と称して、手駒を集めたわけですね。
その清川八郎が集めた集団が「浪士組」って集まりであり、そこには試衛館の近藤勇以下、後の新選組幹部の皆さんや芹沢鴨もいたわけで。
京都に着いた途端、本性表して、俺と一緒に倒幕やろうぜ宣言をする八郎。
それに反対したのが近藤&芹沢一派。
幕府にその動きがばれて、浪士組は江戸に戻され、清川八郎は暗殺されますが、そのまま京都に残った近藤さんたちは、その後どんどん偉くなっていくと言うわけです。
てことで、今回の篤姫はかなり新選組とリンクしてくるお話だったわけで、大興奮でしたね。後に八月十八日の政変や蛤御門の変を起こす長州の久坂玄瑞も出てきてたし。
まぁ、そんな話は一切なく、来週も薩英戦争なもんで。本編では一切触れられないでしょう(笑
てことで、久しぶりに趣味爆発。